「くんの生活態度」
一.酒やタバコを要求する
学生としてあるまじき行為である。モノクマ曰く、「成人だから一応オッケー」らしいが、僕らは学生なのだ。全然オッケーではない。第一、高校生でありながら成人とはどういうことだ! 留年しているじゃあないか! あんな体に悪影響を及ぼす嗜好品などに靡かず、勉学に励むべきだ。
幸いにも依存度はそれほどではないようだ。が、たびたび厨房の換気扇の下で喫煙しているのを見かける。注意しても彼は聞かなかった。――諦めずに声掛けは続ける次第だ。
一.他人への接し方に問題多数
軽率かつ下品、野蛮な発言が多い。行動もまた同じである。特に朝日奈くんには相当嫌われているようだ。同性への受けも宜しくない。十神くんが酷評するのも無理はないと思う……。
また、血の繋がった兄弟であるくんにさえ酷く嫌われていた。普段無表情ばかりのくんの形相が般若も青ざめそうな程に険しくなり、想像さえつかなかった勢いで呪詛に近い罵声を上げ始めたのは今でも鮮明に覚えている。
それからくんは、たまに人を変なあだ名で呼ぶ。僕を「栗坊主」と呼ぶのは止めて欲しい。一体なにがどうして、僕が栗になるのだろうか。
前項と同じく、注意喚起を続ける次第。
一.服装の乱れが酷い
桑田くんを上回る派手な髪色に金色の「メッシュ」なるアクセントがまたすごい。あの髪型を僕は「ひねくれまがったライオンヘアー」と称している。連なる耳飾りは本人いわく「マグネットピアスだからチャラくない」らしいが、そういう問題ではない!
上着もだらだら、首飾りもごちゃごちゃ。制服の面影などすでに皆無である。もはやあれは、制服と呼べるのだろうか。いいや、呼べた代物ではない! 自由な校則といえど、ある程度の節度は必要だと僕は思う。
服装の乱れは心の乱れ、とは、よく言ったものだ。
今後も注意と指導を諦めずに続けていく気概である。
そういえば、しばしばサングラスを着用しているのは何故だろう。目が弱いとか、何かしら理由があるのだろうか?
とりあえず、今回は此処までにしておこう。
今後も問題が見つかり次第、彼に提示・改善の指導を行っていくつもりだ。
僕は諦めない。
――くんがもう少ししっかりしてくれなければ、くんの阿修羅の如き形相と警戒心は収まらないと思うからだ…。
僕は、くんと対するくんのそばには近寄れない。
「記録者・石丸清多夏」
Top