「遊星こたつ作ってよ」
「こたつ…か」
「テーブルの裏に暖房器をつけて布団を被せるアレだよ。布団とテーブル買ってくるからさー」
「暖房が欲しいのか」
「うん。こたつ憧れなんだよ。優しいぬくもりが欲しいんだよ」
「暖をとるならもっと手軽な方法がある。ほら」
「……は?」
「ほら」
「……遊星が俺に向けて両腕広げてることしか理解できないんだけど」
「俺の胸に飛び込んでこい」
「理解できない。つか理解したくない、したくないよ」
「人肌が一番だ」
「真顔で言うな! なんでこんなときに限ってジャックやクロウというストッパーたちは悉く留守なんだ!?」
「み、見せつけるのか? ジャックたちに…俺たちが抱き合っているところを」
「どうしてそうなる!?」
遊星のぶっ飛んだラブコールを必死に回避しながら逃げ惑う俺。こんなことなら遊星に頼まないで勝手にこたつ買ってくれば良かった。
そして、逃げて辿り着いた先にいたプラシドにその経緯を愚痴る俺。
「でさ、マジ困ったわー」
「ならば名案があるぞ」
「え?」
プラシドは自慢げに両腕を広げて言った。
「オレの胸に飛び込んでこい」
プラシドと遊星が仲悪いのって、絶対同族嫌悪って奴だろ。
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