【腹に入れば皆同じ】
カロル「……ってさ、とりあえず食べれれば良いってタイプ?」
「?」
エステル「食べれますけれど、これは……」
「?」
ユーリ「……まあ、いんじゃね? 日持ちも腹持ちもしそうだし」
ラピード「ワンッ!」
ユーリ「ラピードは気に入ったみてえだな、の料理……」
【サバイバル系女子】
エステル「って料理得意です?」
「……わからない」
エステル「ええと……やっぱり一人旅だと料理も手早くって感じだったんです?」
「いつ何に遭うか判らないし、す、隙のある時間は短くしたくて……」
エステル「好きな料理とか味付けとか無いんです?」
「……大概は、焼いて塩振れば食べられる、から」
カロル「のあの料理の理由が、ちょっと判ったよ……」
【博打な手料理】
カロル「、料理上手くなったよね」
リタ「最初は保存食みたいだったわよね」
カロル「それが見る影もなくなったっていうか……ってリタは人のこと言えな……っいたぁ!」
エステル「、この味付けどうやったんです? 私にも教えてください」
「えっ? あれ……。どうだったっけな、感覚でやってたから……」
カロル「勘なの!?」
リタ「今回はたまたま上手くいっただけ? なにその博打料理……」
ユーリ「本当の博打料理ってのはこんなんじゃねえよ、なあラピード」
ラピード「ワフッ」
「……本当の博打……?」
【料理におまじないを】
ジュディス「最近に料理任せっぱなしね」
「良いの、料理楽しいから」
ユーリ「本人が大丈夫ってんなら良いだろ。うめえしな」
レイヴン「良いお嫁さんになれるわよ、ちゃん! 何なら俺様の……」
リタ「ちぇいっ!」
レイヴン「ぐぶぁっ!?」
カロル「ボクずっとの料理してるとこ見てたけど、すごく優しい顔してたよ」
エステル「あとあれ良いですよね、煮込んでるときとかに“おいしくなぁれ”って……」
「あわわわわわ!!」
ジュディス「可愛いことしてるのね。今度私も覗き見させて貰おうかしら」
リタ「それじゃあ落ち着いて料理できないでしょ、ほっといてやりなさいよ」
ユーリ「代わってやる気は誰もねえのな」
【しあわせで、なつかしい】
「あ、クリームシチュー……」
ユーリ「おまえ好きだもんな、これ」
ジュディス「クリームシチューが出ると、ったら頬が緩んじゃうのよね」
「えへへ、つ、つい……」
エステル「、好物なんです? わたし今知りました」
カロル「ボク、に嫌いなものが無いのは判ってたけど、好きなものは気付かなかったよ」
レイヴン「だからってそんな凝視するの止めたげなさいって。落ち着いて食べらんないでしょ」
ジュディス「クリームシチュー食べてる時のって可愛いのよ。何だか懐かしそうな、本当に幸せそうな顔で食べるから」
レイヴン「じーっ……」
「う、うう……」
リタ「さっきの気遣いはどこいったのよ、おっさん」
【魅惑のデザート】
ユーリ「美味えなぁ……」
カロル「のショートケーキ、大好きだよボク!」
パティ「うちもメロメロなのじゃ~♪」
「ふふ、ありがとう。……私の分もふたりで分ける?」
二人「やったー!」
ジュディス「はお菓子を作るのが本当に好きよね」
レイヴン「食べるのはそれほどでもないみたいね」
エステル「そうなんです?」
レイヴン「おっさんほどじゃあないみたいだけど、ちゃん、あんまり甘いの好きじゃないでしょ?」
「はい……。物にもよりますけど、あんまり多くは食べれないです」
フレン「じゃあどうしてこんなに作るのが上手なんだい?」
リタ「兄弟に作ってやってたからじゃないの?」
「うん、そんなところ」
ジュディス「そう……。あなたらしくって良いと思うわ」
「えへへ、ありがと」
パティ「イチゴはうちが頂くのじゃぁ!」
カロル「あー! 半分こって言ったじゃん!」
リタ「喧嘩両成敗よ、いただきまーす」
二人「ああああ、イチゴ~!」
ユーリ「やっぱり美味えなぁ……」
ラピード「ワウ……」
【ひとつひとつに、ひと手間かけて】
(スキル:ホームメイドアルファ)
ユーリ「なあフレン、それ一口くれ。オレの一口やっから」
フレン「えっ? 構わないけれど同じ献立じゃないか。……ん? これは……」
ユーリ「やっぱりな」
エステル「えっ? どうしたんです?」
ユーリ「の奴、オレら一人ひとりの好みに合わせて味付け変えてるんだよ」
パティ「どれどれ……。むむっ、確かにちょびーっと違うのじゃ!」
カロル「せめて断ってから食べてよ、ボクのご飯!」
リタ「面倒なことしてるのねぇ、あの子」
ジュディス「その面倒なことのお陰かしら。リタ、もう食べちゃったのね」
リタ「あっ、いや、こ、これは……」
レイヴン「ちゃん、みんなのことよーく見てるわねぇ。って、そう言えば肝心のちゃんはどうしたの?」
ラピード「ワウッ」
ユーリ「ラピードいわく、は全員分作ってるうちに食べてもないのに腹一杯になったんだと」
レイヴン「あー、あるある……」
ジュディス「気持ちは判らないでもないわね」
エステル「だからって、食べないつもりなんです? それじゃ体が持ちません、わたし連れてきます!」
フレン「今度、に料理を教わろうかな。みんなの好みを把握しているなら大いに参考になりそうだ」
ユーリ「ああ、お前はぜひそうしてくれ」
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