私のバレンタインデーは大忙しです。
 ジャパンではバレンタインというのは、女の子から男の子にチョコレートを贈る日になっています。
 だから私はチョコレートを大量生産します。ヒヨリィやショボーイやアンサーやチップにチョコレートを渡さなければならないからです。
 9日にチップの盛大な誕生日お祝いをした後にこれです。かなりのオーバーワークになります。けれどカワイイ可愛い孫たちの為だと思って頑張ります……。

 チョコレートは美味しく出来上がりました。梱包も可愛く出来ました。
 ヒヨリィは私の頭を撫でてくれました。
 ショボーイは泣いて私に感謝をしてくれました。
 アンサーは「有難く頂きます」と笑ってくれました。
 チップは「サンキューな」と目の前で食べて「うめぇ」と言ってくれました。
 私は大満足です。
 あまりに大量に作ったので、声を掛けてくれた皆にも配ることにしました。
 バレンタインだということで、私に贈り物をくれる人もいました。嬉しかったです。

 その日の夕食はちょっと豪華にしました。バレンタインディナーというやつです。
 私とチップとアンサーで三人、豪勢にディナーです。
 どうしてなのかと二人に聞かれて、私は答えました。

「チップとアンサーは私にとって特別だから」

 チップとアンサーはまるで子供にするみたいに私を抱き締めてくれてました。頭を撫でてくれました。ありがとうと沢山言ってくれました。
 そして二人は、私にバレンタインの贈り物をしてくれました。チップからは可愛らしい首飾り。アンサーからは可愛らしい指輪。どちらも、幸運を運んでくれるものだそうです。
 ……チョコレートやご飯くらいでふたりは大袈裟だと思います。
 私はふたりに命を救われた。
 ふたりに魂を救われた。
 そのお返しをするには、これぐらいでは全然足りないのです。

「これからもいっぱいお礼させてね」

 二人の笑顔は、とても眩しく、愛おしいものでした。

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